就労継続支援B型から一般就労は目指せる?移行率や難易度を解説

就労継続支援B型から一般就労は目指せる?移行率や難易度を解説

「就労継続支援B型から一般就労は目指せるのだろうか…」
「一人暮らしができるように一般就労を目指したい」

上記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

就労継続支援は難病や障がいによって一般就労が難しい方の福祉サービスですが、必要なポイントを押さえておくと一般就労を目指すことが可能です。

そこで今回は札幌市西区にある「ジャバメート」が、就労継続支援B型から一般就労は目指せるか、移行する場合の難易度や目指す場合の重要なポイントについて解説します。

就労継続支援B型から一般就労を目指したいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

就労継続支援B型から一般就労は目指せるって本当?

結論からいうと、就労継続支援B型から一般就労を目指すことはできます。
ただし、就労継続支援B型を利用できる方は、難病や障がいにより一般就労が難しいと判断されている方になるため、さまざまな課題を解決しておくことが必要です。

たとえば、いきなり一般就労を行なうのではなく、就労継続支援B型事業所で勤務日数や勤務時間を増やし、仕事を行う状態に慣れていくのがおすすめです。

札幌市西区にあるジャバメートは、一般就労を目指す方を全力でサポートしているので、まずは相談してみてください。

就労継続支援B型から一般就労に移行する場合の難易度は?

B型事業所から一般就労への移行は、難しいです。
就労移行支援・就労継続支援A型・就労継続支援B型の移行率・移行者数の推移は次のとおりです。

【就労移行支援】

年度移行者数推移一般就労への移行者割合の推移
令和4年15,094人57.2%
令和3年13,946人56.3%
令和2年11,614人53.4%
令和元年13,288人54.7%

【就労継続支援A型】

年度移行者数推移一般就労への移行者割合の推移
令和4年4,818人26.2%
令和3年3,581人22.0%
令和2年3,330人21.4%
令和元年4,185人25.1%

【就労継続支援B型】

年度移行者数推移一般就労への移行者割合の推移
令和4年4,514人10.7%
令和3年3,853人10.1%
令和2年3,655人10.6%
令和元年4,446人13.2%
(参照:「就労支援施策の対象となる障害者数/地域の流れ」厚生労働省

就労移行支援を利用している方が一般就労に移行する割合は、約5割を超えていました。

一方、就労継続支援B型は10%しか移行できておらず、約10人に1人の割合という状態です。
上記の状態からも就労継続支援B型から一般就労への移行の難しさが伺えます。

ただし、前述でも触れたように、B型事業所を利用している方でも一般就労は可能です。
一般就労を目指したい場合は、さまざまな課題を解決していくようにしましょう。

就労継続支援B型から一般就労への移行が難しいと言われている理由

就労継続支援B型から一般就労への移行が難しいと言われている理由は、主に以下の2点があげられます。

  1. 就労継続支援B型の環境に慣れてしまう
  2. スキルアップを図りにくい

それぞれの理由に対して解説していくので、一般就労を目指したい方はそれぞれの課題を解決できるように意識してみましょう。

就労継続支援B型の環境に慣れてしまう

一般就労への移行が難しい理由は、就労継続支援B型の環境に慣れてしまうことがあげられます。
B型事業所は、雇用契約を結んでいないため、体調や気分に合わせて働ける環境が整っていて、無理なくお仕事ができます。

しかし一般就労の場合は雇用契約を結び、体調が悪くてもなかなか休めないということも少なくありません。
B型事業所を利用して「働く」という環境に慣れることは大切ですが、一般就労を目指す際には一般企業に適応するように目指していくことが必要です。

スキルアップを図りにくい

スキルアップを図りにくい点が、就労継続支援B型から一般就労への移行が難しいといわれている理由の1つです。

就労継続支援B型の仕事内容は、一般就労と比べて簡単な作業が多いです。

たとえば、梱包や包装などの軽作業や、ハンドメイド制作などが主なお仕事としてあげられます。
「無理なく働く」という点を重視しているため、スキルアップを図りにくいでしょう。

一般就労を目指したい場合は、B型事業所を利用して働きながらスキルアップを図るのがおすすめですよ。

就労継続支援B型から一般就労を目指すための必要ステップ

B型事業所から一般就労を目指す場合は、次の4つのステップを意識してみましょう。

  1. B型作業所を利用する
  2. 週に20時間以上の勤務を行なう
  3. 就労移行支援事業所のサポートを利用する
  4. 障害者雇用がある企業を探す

それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

B型作業所を利用する

一般就労を目指したい場合は、まずはB型事業所を利用するところから始めてみましょう。
いきなり一般就労を行なうと、心や体がついて行かず、働くことに挫折してしまう可能性があります。

しかし、B型事業所であれば雇用契約を結ばないため、気分や体調に合わせて仕事内容や勤務時間などを選択できますよ。
「働くことに慣れる」という点を重視しているので、心や体への負担が少ない状態で働けます。

まずはB型事業所を利用して、働くことに慣れていきましょう。

週に20時間以上の勤務を行なう

B型事業所で働くことに慣れてきた場合は、勤務時間を増やしていきましょう。
いきなりフルタイムで働くのは難しいため、まずは週20時間を目安に勤務するのがおすすめですよ。

少しずつ働く時間を増やしていくことで、働いている環境に心と体を慣れさせていくことができます。
勤務時間を週に10時間・20時間・20時間以上と段階的に増やしていくと、無理なくステップアップできますよ。

就労移行支援事業所のサポートを利用する

一般就労を目指す場合は、B型事業所の他に就労移行支援事業所のサポートを受けるのがおすすめです。

就労移行支援事業所では、障がいのある方が一般就労に必要な知識または技能を習得できるように訓練を行ってくれる場所です。
必要な知識や技能を学べるため、一般就労を目指しやすくなりますよ。

札幌市西区にあるジャバメートでは、就労移行支援事業所と連携しています。一般就労を目指したい方は全力でサポートします!

障害者雇用がある企業を探す

就労移行支援事業所や就労継続支援B型事業所のサポートを受けながら、障がい者雇用がある企業を探しましょう。

お仕事の探し方や求人票の見方なども丁寧に教えてくれるため、得意・不得意を意識した企業を探せますよ。

ほかにも就労移行支援事業所や就労継続支援B型事業所以外に、障がい者雇用がある企業を探す方法は、以下の方法があげられます。

  • ハローワーク
  • 転職エージェント
  • 地域障害者職業センター
  • 障害者就業・生活支援センター

気になる企業を見つけた際には、障がいの状況やどのようなお仕事ができるのか詳しく説明できるような状態を作っておきましょう。

就労継続支援B型から一般就労を目指す場合の重要ポイント

就労継続支援B型から一般就労を目指す場合の重要なポイントは、以下の4つです。

  • 利用する事業所を体験・見学する
  • スタッフとの相性や支援体制を確認する
  • 焦った行動を行わない
  • ハローワークなどを利用する

それぞれのポイントについて解説していきます。

利用する事業所を体験・見学する

まずは、利用するB型事業所の体験や見学を行いましょう。
就労継続支援B型事業所により、お仕事内容やサポート体制が変わります。

たとえば、ジャバメートであれば洗濯・クリーニングのお仕事を行い、日常生活でも役立つスキルを身につけられます。

また、釣り部やダンス部などがあり、交流を広げながらコミュニケーション力を磨ける環境も整っていますよ。

利用する事業所があっていないと働くことが難しいと感じたり、お仕事に苦戦したりしやすいです。

お仕事に慣れることが大切なので、利用する事業所を体験・見学をして自分にあっているか確認してみてください。

スタッフとの相性や支援体制を確認する

B型事業所を利用する場合は、スタッフとの相性や支援体制をチェックしましょう。

たとえば、スタッフとの相性が合わない場合は、十分なフォローを受けにくいです。
しかし、スタッフとの相性が合う場合は、親身になって相談に乗ってもらえるため、お仕事に対して前向きになりやすいですよ。

また、支援体制が整っていると、どのように頑張れば一般就労を目指せるか、具体的に教えてもらえます。
利用する事業所を選ぶときには、スタッフとの相性や支援体制を見定めましょう。

焦った行動を行わない

一般就労を目指したい場合は、焦った行動を行わないことも大切です。
たとえば、早く一般就労を行いたいという理由から無理に就職先企業を探すと、体調を崩したり精神的に疲労したりする可能性があります。

まずは心や体が働く環境に慣れておくことが重要です。
時間を掛けて入念に働ける環境を構築していきましょう。

ハローワークなどを利用する

一般就労を目指したいときは、ハローワークなどの活用もおすすめです。
ハローワークでは、障がい者雇用を行っている企業の情報も持っています。

事前にB型事業所や就労移行支援事業所に求人票の確認方法などを教わっておくと良いでしょう。
ハローワークのスタッフとの相性も確認しておくと、親身になって対応してくれる方のもとでお仕事を探せますよ。

まとめ

就労継続支援B型から一般就労は可能ですが、移行者数や移行率から考えると難しい傾向があります。

しかし、B型事業所を利用して働くと、少しずつ体や心が働くことに慣れることが可能です。
一般就労を目指したい場合は、焦って行動するのではなく、まずはB型事業所の利用から始めて働くことに慣れていきましょう。

札幌市西区|ジャバメートは一般就労を目指すあなたを応援します

ジャバメートは、札幌市西区二十四軒(札幌中央卸売市場向かい)にある、就労継続支援B型事業所です。地下鉄東西線「二十四軒駅」から徒歩8分と、地下鉄で通える便利なアクセス。

ジャバメートの5つの特徴
  1. 高収入を目指せる! 頑張り次第で、高い工賃をGET!
  2. 洗濯スキルがUP! 自分の洗濯物を週1回、仕事として洗えます。
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運営会社ジャバリンはクリーニング事業とコインランドリー事業を展開しています。

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