就労継続支援B型はどんな人がおすすめなの?と迷っていませんか?
就労継続支援は、病気や障がいがあって一般企業で働くのが難しい人をサポートしてくれる制度です。
しかし、言葉の難しさから、具体的にどのような人に合っているのかわからない…という方も多いはずです。
そこで、今回は札幌西区にある「ジャバメート」が、就労継続支援B型をどのような方が利用しているのかご紹介します!
どんな人が対象なのか、利用できる人についてわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
就労継続支援Bはどんな人が対象?
就労継続支援B型は、次のいずれかに当てはまる方が対象です。
- 就労経験があり、体力面や年齢によって一般企業の就労が難しい方
- 就労移行支援事業を利用した結果、本事業の利用が適当だと判断された方
- ①と②に該当しない方で、50歳に達している方または、障がい基礎年金1級受給者
- ①と②と③に該当しない方で、一般就労への移行などが困難と市町村から判断された方
たとえば、以前は就労経験があったものの、年齢や体力面を理由に辞めてしまい、一般企業の就労が難しいと医師から診断を受けた場合は対象です。
また、就労移行支援センターに相談したとき、就労継続支援B型の利用が適していると判断された場合も、対象となります。
ただし、上記に該当していても、すぐに就労継続支援B型を利用できるわけではありません。
事業所探しを行い、サービス等利用計画案の提出や認定審査を受けて通った方が利用できます。
さまざまな条件や手続きが必要だということを知っておいてください。
就労継続支援B型を利用できる人とは?障害や難病をお持ちの方
次は、就労継続支援B型の中でも障がいや難病を持っている方が、どのようなお仕事につけるのかご紹介します。
実際に働けるか気になっている方は、参考にしてみてください。
身体障害
身体障がいの方は、就労継続支援B型の利用がおすすめです。
身体障がいといっても耳が聞こえなかったり、視力が低かったりと、症状はさまざまですよね。
たとえば、聴覚に障がいがある場合は、レシピを見ながら作るパン・お菓子の製造作業などがおすすめです。
また、視力に障がいがある場合は、点字の印刷などのお仕事があります。
就労継続支援B型は軽作業の内容が多いため、誰かが付きっきりでないといけないような深刻な状態でなければ問題なく働けますよ。
知的障害
軽度や中等度と診断される方は、就労継続支援B型を利用して働けます。
重度の場合は、日常生活を送る上で様々な困難が生じる可能性があります。そのため事前にかかりつけ医に相談してみましょう。
就労継続支援B型は軽作業系のお仕事も多く、簡単に覚えられるお仕事を多く取り扱っています。
たとえば、商品の梱包や袋詰め作業、洗濯作業、清掃作業などがあります。
就労継続支援B型が気になる場合は、かかりつけの医師に相談して、どのようなお仕事であれば挑戦できそうか聞いておきましょう。
精神障害
近年、精神障がいの方の就労継続支援B型の利用が増えていて、精神障がいを持つ方にもおすすめです。
実際に厚生労働省が発表している就労継続支援B型を利用している方の人数調査の結果は、次のとおりです。
年度 | 人数 | 全体に対する割合 |
---|---|---|
令和4年12月 | 127,581人 | 39.6% |
令和2年12月 | 104,712人 | 37.0% |
平成30年12月 | 88,745人 | 35.2% |
平成28年12月 | 72,619人 | 32.9% |
(※参照:「就労継続支援B型に係る報酬・基準について」厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部)
精神障がいの方は、就労継続支援B型利用者全体の約4割を占めていました。
たとえば、「考えや気持ちがまとまらず、言葉にして伝えるのが苦手」という方や「ストレスを感じると思考が停止してしまう」という方にもおすすめです。
就労継続支援B型事業所は、作業内容だけでなく、一人ひとりの気持ちやペース・体調にも重点を置いてくれます。
気分が乗らないときや調子が悪いときは、普段とは違う作業を勧めてくれたりしますよ。
札幌市西区にある「ジャバメート」でも一人ひとりに寄り添いながらお仕事ができるので、ぜひ相談してみてください。
発達障害
発達障がいの方でも、就労継続支援B型を利用して働く方は少なくありません。
就労センター利用者の具体的な例をあげると、ASDやADHD、LDの方が通っていますよ。
相手の考えていることが読み取りにくかったり、気持ちを伝えるのが苦手な方でも、働きやすい作業環境やお仕事の内容が用意されています。
たとえば、ハンドメイド作業やマンガ動画の制作、興味あるものに対して黙々と作業ができるようなお仕事が豊富です。
ジャバメートの洗濯のたたみ作業では、きれいにたたまれたタオルが積み上がっていく様子を見ることができます。利用者の方からは、「全部たたみ終わった時の達成感が気持ちいい」という声をよくいただきます。
また、お仕事でつまづいてしまったときに、すぐに人に聞ける状態にあるため、コミュニケーションが不得意な方でも働きやすいでしょう。
発達障がいの場合でも適応できるお仕事探しの相談に乗ってもらえるため、就労継続支援B型の利用はおすすめです。
難病
難病の方も就労継続支援B型を利用している方は多いです。
難病は医学的に明確に定義された病気ではないため、治療法が確立していない疾病で、人によって症状がさまざまです。
難病の方でも、具体的にどのようなことを避けたいか、どのようなことができるかを丁寧にヒアリングしたうえで、できそうな作業内容を提案してくれます。
かかりつけ医に相談した際に、勤務が可能な仕事内容を聴き、就労センターに相談すると、あなたに合ったお仕事が見つかるでしょう。
就労継続支援B型は障害者手帳がなくても利用できる?
就労継続支援B型は、障がい者手帳がなくても利用できます。
ただし、障がい者手帳は必要ありませんが、サービスを利用するために、各自治体から受給者証の申請・発行が必要です。
また、審査を行う際には主治医の診断書や自立支援医療受給者証などがあれば利用申請が可能です。
就労継続支援B型はどんな人におすすめ?
就労継続支援B型は次のいずれかに当てはまる方におすすめします。
- 症状が安定せず一般就労が難しい方
- 体調にあったサポートを受けたい方
- 自分のペースで働きたい方
- 一般就労が年齢や体力面で難しい方
- 障がい基礎年金1級を受給している方
障がいや難病などの理由により、一般企業に就業が難しい方が対象のサービスです。
症状が安定しないといった内容や体調にあったサポートを受けたい方に向いています。
まとめ
就労継続支援B型は、難病や障がいのある方が利用できる就労系障がい福祉サービスです。
利用するには申請や審査が必要ですが、自分に合った事業所でサポートを受けながら働くことができます。
「難病や障がいがあるから働くのは難しい…」
そう思って諦めていた方も、ぜひ一度、かかりつけ医や就労支援センターに相談してみてください。
もしかしたら、就労継続支援B型で働くことが、
新しい一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。
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ジャバメートは、札幌市西区二十四軒(札幌中央卸売市場向かい)にある、就労継続支援B型事業所です。地下鉄東西線「二十四軒駅」から徒歩8分と、地下鉄で通える便利なアクセス。
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